2008年8月2日オープンした、ハーバルディスペンサリー、Kahoriさん。出来合いのハーブティーを買うだけではなく、体調に合わせてハーブを調合しても下さいます。
オーナーは薬剤師さんで、日本だけではなくカナダでも大学で資格を取り、あちらでも薬剤師として活躍されていたお方。当地での、普段からのハーブをつかった健康管理にとても衝撃を受け、帰国して日本にこういうお店を開きたいと思ったそう。とはいえ、調合薬局というような堅苦しさはなく、ハーブティーのお店として、気軽に楽しめる雰囲気です。
カナダは世界中からの移民の国で、アユルベーダやお灸など、世界各地の代替療法が入っているので、個人それぞれで自分に合ったものを見つけて行くという土壌があるそう。
日本では病気になってから病院に行って、技術でなおす的なところもありますが、カナダだともっと毎日の地道な生活習慣病対策に目を向けている感じなんだそうです。診断するだけで終わらない、そこからのトータルケアも発達しているそう。そういうお話を聞くのも面白いですね。
店内で、ハーブティーを試飲させていただけます。同じ配合の葉っぱでも、水で出すのとお湯で出すのとでは、溶け出してくる成分が違うんだそう。
例えばお年寄りの方で、緑茶を夕方以降に飲むの眠れないのだけど、緑茶みたいな味のものを飲みたいという方や、緑内障の方はカフェインなどを控えた方がいいという時もあるので、そういう状況に合わせて水だしハーブティーもおすすめしたりしているそう。
いろんなハーブが小瓶に入ってずら〜っと並んでいて、見ているだけでもかわいらしくて楽しいです。基本的に有機栽培のものを使っていらっしゃり、中にはさらにこだわったバイオダイナミック栽培のものなどもありました。
ハーブティーは体調の方にいいですが、心のケアの方には、フラワーレメディーというものも用意されているそう。オーストラリアの先住民、アボリジニが植物についた朝露を飲んで、そのエネルギーを取り込んでいたところから始まり、イギリスでは70年程前から盛んになっているものなんだそうです。
人の心は38種類に分類される、という考えのところから、自分の状況と照らし合わせて、それに合わせた対策を練って行くようなもののようです。自分がどれになるか、どの植物が今どのように必要なのか、みたいな感じで、自分の状態をより良くするお手伝いをするもののよう。
じっくりお話ししたいという方の為に、明るいカウンセリングルームも用意されていました。
ただ今、9月末までの限定で、店頭でお試しの水出しハーブティーの茶葉が頂けるそうです。
オーナーの方もとてもにこやかでフレンドリー。気軽にお話ししやすく、とてもくつろいだ感じの雰囲気でした。
場所は、坂上の交番の脇道を入り、突き当たったところの右。もしくは、大久保通りの牛込消防署の脇道を入り、ちょっと進んだ左側、にありますよ。
■お店情報
「Kahori」公式ページ
→地図(マピオン:かほり)
神楽坂 白銀町 神楽坂上 白銀公園 大久保通り
PR