神楽坂に関する雑誌・本などで、よく「神楽坂の昔はこうでした」という感じの古地図を見かけます。確かにそれを眺めると、ここはこうだったのか〜と思うのですが、現在の状態を思い出して、細かく「こことここが違う!」という風に比べるのはなかなか難しかったりもしました。
そこで便利なのが、ウェブ上から使える「
古地図で東京めぐり」。
地図の見たいポイントは動かさずに、現在--明治--江戸の地図(そして現在の航空写真も)をスライドするようにみることができる優れものです。
基本的な操作方法は、こんな感じでしょうか
1:
スクロール古地図というページへ
2:地図の下の検索窓で、住所や場所名などを検索
3:江戸・明治・現代のどこからまず入るか選択し、あとは上のタブから時代を変え、自由にそれらを行き来して楽しむ。必要に応じて「+」「−」などでズーム。
例えば一例として、こんな風に楽しめます。
「神楽坂上」と検索。
↓
まず、見慣れている「現代」を選択し、そうそう、こうだよな、と確認。
↓
その後、上の「明治」タブで明治へ。
ほほ〜、このころはまだ、神楽坂は3丁目までで、4丁目以上は個別の名前だったんだな、今よりさらにお寺ばっかりだ!などと発見できる。
↓
さらに、上のタブで「江戸」へ。
ほほ〜、この時代までさかのぼると、坂上から筑土八幡方面への大久保通りはなく、
パレアナさんの通りを通って行くかっこうだったのだな、そして花街の象徴的な裏路地はまだ顕著にはみられないようだ、などと思いを馳せる。
一応上記は一例ですが、タイムスリップしながら色んな楽しみ方を是非どうぞ!サイトの方にも、「
古地図トリビア」「
古地図を楽しむポイント」「
東京歴史めぐり散歩」なども用意されていますので、参考にしてみるとよいかもしれませんね〜。
(ちなみに上のサンプルとして紹介した神楽坂が3丁目までだったという話は、先日紹介した「
神楽坂ホン書き旅館」にもでてきます。開業するころ上宮比町が神楽坂4丁目として神楽坂にくみこまれるという通知が来て「神楽坂のイメージがつくのでお客さんも増えるかも?」とおかみさんがおもったとか。)
同じサイトを使っても、ひとりひとり見方がちがうとおもいますので、地図からなにか面白い発見などありましたら、是非教えてくださいね。
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