文京区水道の、
ギャラリー蒼さんで、奥村義人さんの木版画で綴るコーヒーの歴史を展示した、「こうひい絵物語 展」(まちとび2007プログラムNo.66)が開催中。
ひとつひとつ丁寧に掘られた木版画はとても味わい深く、それだけでもとってもすてきなのですが、添えられた歴史的背景の解説を読むと、またびっくり。コーヒーの歴史ってこんなにも長く、こんなにも国や宗教に関わりながら、想像以上のいろんな事があったんだなと。
コーヒーは紅海付近で発見されてから、限られた権力者の秘薬とされていた時代、いろいろありながらもアラビア圏でまず広まり、ヨーロッパのキリスト教国に渡ったようなのですが(このへんもじっくり木版画とともに見ると興味深い事がいっぱい)、その時は「イスラム教徒の飲み物」として汚れあるものとされてしまったらしい。でも、ローマ法王が飲んでみたらとてもおいしく、そのイメージを払拭するためにも、コーヒーに洗礼を施したんだそう。コーヒーに洗礼って・・・^^;木版画のローマ法王がまたお茶目でいい味出してる!
ギャラリーの奥に、ギャラリー蒼を運営する高橋工房さんでつくった、木製品も販売中。ペーパーナイフやバターナイフのなめらかなカーブが、思わずタッチしたくなる逸品。
高橋工房さんは、場所が割と分かりにくいかもしれないけれど、とっても雰囲気のある素敵な古民家でやっていらっしゃいます。
水道郵便局の通りのおそば屋さん「花いち」を目指してきて、その正面にある小道を入っていくとたどり着けるはず!
「木版画で綴る こうひい絵物語展」
10/21(日)〜11/3(土)
11:00〜18:00
ギャラリー蒼(アクセス)にて
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