牛込柳町の交差点近くに、2009年3月12日にオープンした、レストランM (Restaurant M)さん。
フレンチをベースに良いものはなんでも取り入れた、折衷の創作料理のお店。看板メニューはスペイン産イベリコ豚の炭火焼きだそう。
茶室のにじりぐちをイメージした、低い扉(高さ140cmほど)をくぐるようにしてお店に入ります。
窓が大きくて明るい店内。全部オープンキッチンで、カウンターに座るとすごい臨場感でしょうね。
Mスペシャル前菜盛り。
ウニのカクテルは、上にジュレがのっていて、下に茄子などがしかれています。おいしい。う~ん本当においしい。何を足しても引いてもこのちょうどいい絶妙な感じにはならないだろうという感じが、全体的に漂います。
自家製のピクルスも本当に、ちょうどいいつかり具合のちょうどいい塩梅で、野菜のうまみが引き立っています。
2種類のイベリコ豚は、マイルドなのと酸味があるもの。量もたっぷりで違いを楽しめます。
パンとオリーブオイル。
オリーブオイルは、シチリア産のオーガニックのものを使用していらっしゃいました。青みがきりっとしていてすっきり美味しいです。
シュガートマトの冷製スープ。
これまた、トマトの甘みと旨味が全面に押し出された、食べて、ふっと肩の力が抜けるような一品。
器も素敵すぎてうっとり。前菜もそうでしたが、東洋の器や雰囲気なども取り入れているところがまたすばらしいですね。
イベリコ豚の完熟トマト煮のパスタ。本当にイベリコ豚のジューシーなのにさっぱりしている美味しさがぎゅう~っとつまっています。イベリコ豚が口の中でほろほろとほどける感じが、また絶妙です。
石垣島のパイナップルのシャーベット。パイナップルのさわやかな甘みが濃厚に作られていて、もうたまりません。ミルクのアイスクリームもコクがあって丁寧に作られたまろやかさ。
こちらのオーナーシェフは、うかい亭やうかいリゾートで料理長を歴任された方ですが、と〜っても気さくで、敷居のようなものを全く感じさせない方でした。
コーヒーカップも大きいものでたっぷり入ってくる幸せ。器も、お料理の最後を楽しめるようなデザインですね。
入り口をにじり口風にしたのも、武士などが刀や武器をすべて置いて、和やかな空間でお食事をしていただくようなイメージをつくりたかったからなんだそうです。
うなるほどの美味しさはもちろん、一つ一つのお料理がとても丁寧に作られている感じがして、とってもおだやかで幸せな気持ちになるランチでした。
場所が少々分かりづらいかも?またそこが隠れ家的でよかったりするのですが。牛込柳町の交差点から、外苑東通り沿いを曙橋方面にちょっとだけいったところ。レストランが入っている建物の前は、2009年6月現在、砂利がしかれた駐車場風?になっています。ちよだ鮨とみずほ銀行のATMがあるところ辺りの外苑東通りをはさんだはす向かいです。
■お店情報
「Restaurant M」公式サイト
→地図(マピオン:レストラン エム)
牛込柳町 外苑東通り 大久保通り
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