以前よく通っていたピッツェリアの「ラ・ヴォルパイア」が去年末にビルの工事かなにかで立ち退きになってしまってから、飯田橋の方面にむかったところの同系列レストランにはいった、というのは聞いていた。それがここ、リストランテ「
ソリッソ」。
行く前に東京グルメのレビューを読んだら、なんだか悪いことばかり書いてあったので(2006年初め当時)、期待度ゼロに近かったのだが、ゴールデンウィークのしかも週末のランチなのにあっという間に満席。接客もとても感じがよい。厨房もガラス張りになっていて中が見えるのだけど、一番上のシェフと思われる人の顔が穏やかで、まわりの料理人達もストレスが顔に出ていなかった。これはかなり美味しいものがでてくる確率があるかも?
と思っていたら、本当に美味しかった。なんだ、東京グルメのレビューはなんだったんだ?と思ってよく思い出したら、たしかレビューが古かったような気がする。以前この店がどうだったかはよくわからないのだけど、もしかして、ピッツェリアが合体(?)して、感じがかわったのかしらん?どっちにしろ、期待をしていなかった分、ものすごく来てよかったな〜感がつのる。
パンも2種類サーブされるんだけど、オリーブオイルと粗塩が練り込んであるようなカリッとしたパンがすごくおいしかった。しっかりおいしいパンを出せるお店ってやっぱりイイ。
ピザもしっかりホールサイズがでてきて満足。しかも以前のピザの味がしっかりする〜。薄いのにしっかりしっとりしていてウマい。
ラザニアもこんないでたち。よくあるグラタンっぽいぼてっとした雰囲気じゃなく、ちゃんと皿料理として見た目も奇麗で、味も奥深い。心を込めてつくられている感じがしてちょっと感動。
実はデザートがついていると知らなかった私たち。食事で大満足してつぎは珈琲かな、と思っていたところにデザートがでてきたので思わずメニューで確認してしまった。デザートがついていなくても納得できるぐらいメインの料理で満足したということでしょう。量的にもおなかがいっぱいだったので、ケーキ風?のものはいらないなーと思ったけど、パンナコッタは甘さ控えめでつるっとのどを通ります。
いやー、始めが期待を全くしていなかっただけに、こんなに満足してしまって、ものすごくお得感でした。これならまた来たいな。あとは、上にも書いたけど、料理を作る人やサーブする人たちの表情をみるとなんとなく美味しいかどうかって分かりますよね。心が乱れているときに、人に伝わる心のこもった料理って出来ないと思うし、いくら料理がおいしくても、サーブする人の態度一つで美味しさ半減、何てこともあると思う。でもここは、みなさんいい表情で働いていたような感じがした。奥で多分一番上なんだろうと思われるシェフが、ガラス越しに広い店内を時々良く見回していて、お客さんの状態も作る側が気をかけているなーなんて思った。そして、お客さんと目があうと、にっこり笑って会釈。なかなかこの規模の忙しいレストランでは出来ないことだと思うので、なかなかやるな!なんておもっちゃいました。
■お店情報
「ソリッソ」食べログ
→地図(マピオン:Sorriso)
■神楽坂のをと内関連記事
ソリッソ vol.2 ランチタイム
■他ブログ記事
京都&神楽坂 美味彩花
新潟名物図鑑
私の幸福感
神楽坂 3丁目 3丁目 三丁目 軽子坂
PR