実は貞さんにはいったいここが何のお店なのか書いていない。「貞」と書いてあるだけ。ぱっと入った感じ、履物が多いかな?という感じはするし、全体的に和な感じもあるのだけど、良い物であれば洋風の靴も置いてあるし、履物以外の物も沢山ある。なので、貞さんに「ここのお店って何なんですか?という質問をされたとき、なんて答えているんですか?」と聞いてみた。
貞さんの答えは「”自分でもよくわからないんですよね〜”と答えているんですよ」だそうです^^。とにかく良いもの、ずっと使えるもの、自分がピンときたもの、という感じで何かにくくられない範囲でいろいろ扱っているのだそう。貞的セレクトショップという感じかな?でもま、「和」テイストが大部分を占めるので、このブログ記事のタイトルは「和系セレクトショップ?」とさせていただきました^^。いろんなデザイナーさんのものを取り扱っているけど、同じ系統に見えるような物でも、これに関してはこのデザイナーさんのものだけ、とか、かなり細部にこだわりが感じられるすてきな空間ですね。
一見ざっくりしたバッグも、布にこだわりが!左側の赤い布のかバッグは、山陰山陽地方の古い旅館で使われていた、布団を沢山いれる布団包みの布からつくったものだそう。右のベージュのバッグの布は、伝統的な酒屋さんが酒糟を濾すときにつかう布なんだそう。どっちも非常に丈夫な布だからこそそういう使い方ができたものなので、それをバックにしちゃうというのは、一生モノのバックができそうですね。しかも、どちらも、皮のように、使えば使うほど味が出る物らしく、この棚の一番上の小さな巾着は底の部分が茶色いんだけど、ここは、この酒布のバックと同じ物らしい。年月が色や雰囲気をかえて、味が出たようです。貞には他にも使えば使うほど味が出る系が多く、靴べらなんかもそうでした。
今日は下駄を買おうと思っていたので、いろいろ試着してみた結果、これを購入!足の裏にあたる部分が、平じゃなくて微妙に足にフィットするようにウェーブしているところも気持ちがよい。貞さん自ら、足の形にあうまで鼻緒を調整してくれました。
下の草履もものすごく気持ち良さそうで迷ったんだけど、今回はやっぱり予定通り下駄にしました。
あとで鼻緒だけ変えて楽しむことが出来るように鼻緒だけも売っています。
こんな柄の下駄も。一点モノかな?
アイディア次第で何にでも使えるのが和小物のいいところ。
一つ一つのセレクトにこだわりがひしひしと感じられるので、いろいろ貞さんに聞いてみると、商品の奥深さが分かって面白い。
ホームページは徐々にのんびり作成中らしいのですが、完成予定は「今年中ぐらいかな?」なんだそうです。思わず「遅っ!(笑)」と突っ込んでしまいましたが・・・。
(↑追記[2006.08.05]無事にホームページがオープンしたようです。)
■お店情報
「貞」公式サイト
→地図(マピオン:貞)
■他ブログ記事
モノラバ。
神楽坂 6丁目 6丁目 六丁目
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